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ニュースリリース

2017年12月12日

日本ユニシス、Authlete
APIエコノミー向けプラットフォームサービスで協業 〜 経済産業省と総務省が検討している「情報持ち運び権」にいち早く対応 〜

日本ユニシスは、オープンAPI公開基盤「Resonatex(レゾナテックス)TM(注1)」に、株式会社Authlete(以下 Authlete社)が提供するAPI認可サービス「Authlete(オースリート)」を採用します。
Resonatexでは、業界横断型のAPIエコノミー確立と、本人同意による事業者間のデータ移転を目的とするデータポータビリティ※社会の早急な実現を目指しており、Authleteの採用によって、データ移転にかかるセキュリティ面の強化を図ります。 ※「データポータビリティ」=「情報持ち運び権」とも言います。
金融機関や企業はResonatexを活用することにより、保有する多様なサービスをセキュアな環境下でシームレスに結び付け、革新的なサービスの創造や価値合成をスピーディに実現することが可能となります。
■Authleteを採用したAPIエコノミー向けプラットフォームサービスのイメージ
Authleteを採用したAPIエコノミー向けプラットフォームサービスのイメージ
【背景と概要】
企業がサービス提供によって取得している生活者個人にかかる属性情報や行動データなどを、生活者自身の自由な意思によって、異なる事業者宛てに移動させるデータポータビリティへの取り組みは、欧州をはじめ、日本においても進行しています。その背景には、データの独占を後ろ盾とするような特定事業者によるユーザー囲い込みの排除と、データを有効活用した革新的なサービス創出などの自由競争を促進する法整備の取り組みが挙げられます。

データポータビリティの進展によって、生活者個人の趣味嗜好、置かれている状況、抱えている課題に対する、より一層の生活者志向のサービス提供、または業種を超えた複数サービスの組み合わせによる斬新な価値提供・課題解決が図られ、個々人の多様なニーズ、および潜在的なニーズの充足による人間中心の豊かな社会である超スマート社会(Society5.0(注2))への流れが加速することが期待されています。

データポータビリティ社会のスムーズな実現と安全性の確保には、生活者個人がデータの所有主であることを検査する「本人認証」と、データ持ち運びに対する本人同意である「認可」の2つが必要になります。

日本ユニシスでは、Resonatexをデータポータビリティ実現のためのプラットフォームとして位置づけており、異業種サービスを繋ぐための業界横断型のオープンAPI公開機能と、データポータビリティに必要な本人認証、および本人同意にかかる認可機能の提供に注力します。

Resonatexは、ベスト・オブ・ブリードの考え方に基づいており、優れたテクノロジーやサービスを組み合わせる構成を採用しています。このたび、データポータビリティの中核となる認可機能について、認可の国際的標準となるOAuth2.0(注3)への技術力が国内外で高く評価されているAuthlete社のサービスを採用することを決定しました。
【Authleteの特徴】
Authlete社が提供するAuthleteは、OAuth認可サーバーの運用に必要な機能をWeb APIベースで提供することで、OAuth導入・運用の負荷低減を実現するサービスであり、世界20カ国以上に採用実績が拡大しています。
Authlete社は、2015年の創業以来、認可の専業サービスとして、認可フレームワーク「OAuth2.0」の実装に高い技術力をもつだけでなく、金融機関向けのハイグレードなAPIの仕様策定コミュニティにも参加・貢献し、OAuth2.0の仕様改定などの進化についても先駆けてキャッチアップできる強みをもっています。
【今後の展開】
日本ユニシスとAuthleteは本協業によって、APIエコノミー向けプラットフォームサービスの展開を推進し、早急な対応が求められている金融業界向けサービスの拡販を強化していきます。
日本ユニシスは、金融機関におけるデータポータビリティで培った、Resonatexの高いセキュリティ品質を、他業種のオープンAPI公開にも展開し、便利で優れたサービスの創出や商品の開発をサポートするとともに、将来のパーソナルデータストア(注4)やデータ活用社会の実現に貢献していくことを目指します。
以上
注記
注1:オープンAPI公開基盤「Resonatex」
「Resonatex」は、金融機関をはじめ各事業体が持つWeb APIをオープンAPIとしてインターネット公開するためのクラウド型プラットフォームサービスです。日本ユニシスは、2017年1月から他のITベンダーに先駆け、自社のオープン勘定系システム「BankVision®」のWeb API公開サービスの提供を開始しています。「Resonatex」は、「BankVision」を含む金融機関の勘定系Web APIをはじめ、各事業体が保有するWeb APIをセキュアなシステム環境上に公開し、金融機関とFintech事業者および異業種との水平協働による新しい金融サービスの革新に寄与します。
「Resonatex」を通じて金融機関と各事業体のサービスを結びつけることにより、IoTやビッグデータといった従来得ることのできなかった情報や分析を活用し、新しい金融サービスの創出やUI/UX向上を促進し、金融機関の収益構造とビジネスモデルの変革をサポートします。
注2:Society5.0
日本政府提唱による科学技術政策の基本指針の一つ。狩猟社会(Society 1.0)、農耕社会(Society 2.0)、工業社会(Society 3.0)、情報社会(Society 4.0)に続く、新たな社会を指すもので、第5期科学技術基本計画(2016年1月閣議決定)において日本が目指すべき未来社会の姿として提唱されました。
注3:OAuth(オーオース)2.0
2012 年にIETF(Internet Engineering Task Force)がRFC(IETFが策定・発行している仕様文書)として規定しているOAuth2.0が最新の標準となります。
注4:パーソナルデータストア
事業者などが利用者のパーソナルデータを管理するのではなく、利用者自身が自らの意思でパーソナルデータを蓄積・管理し、そのデータの提供先を制御する仕組みのこと。
商標、登録商標
  • Resonatexは日本ユニシス株式会社の商標です。
  • BankVisionは日本ユニシス株式会社の登録商標です。
  • その他記載の会社名および商品名は、各社の商標または登録商標です。
関連リンク

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